派遣は短期間の勤務ではないの?
派遣というと短期間の勤務といったイメージがあるかもしれません。確かに、数ヶ月間の契約になっていることが多く、その期間のみの契約であれば短期間と言えます。
しかし、介護職(ケアスタッフ)も看護師もですが、更新前提で派遣先が考えていることもあります。もちろん、派遣の場合は契約で何ヶ月と決まっていますので、嫌であればその数ヶ月で終了することはできます。
ただ、派遣を利用するにあたって、派遣先としては特に期間限定ではないというケースも少なくありません。場合によっては直接雇用したいと考えている派遣先も結構多いです。
つまり、人員が必要な期間だけ利用するという意味合いでの派遣ではなく、原則更新となっている長期的なスパンの派遣というものが、介護職(ケアスタッフ)や看護師の間には存在していると言えます。
派遣ケアスタッフ、派遣看護師というジャンルが生まれつつある?
そして最近では、派遣でずっと勤務する派遣ケアスタッフ、派遣看護師というジャンルが生まれてきています。これは、派遣のみで数年間、もしくは10年以上勤務しているケアスタッフ、看護師のことを指します。
派遣で働くメリットを簡単に挙げると、
●いろいろな職場で勤務ができる
●高時給で仕事ができる
●長期休暇を取りやすい(派遣勤務⇒長期休暇⇒派遣勤務のサイクル)
●派遣会社の担当コーディネーターが間に入ってくれる(相談しやすい環境がある)
などがあります。特にケアスタッフはいろいろな職場という部分や高時給という点に惹かれており、看護師は長期休暇が取りやすいという点を重視しています。
看護師の中には海外旅行が趣味という方が結構いますので、そういった方には派遣という働き方が合っています。
派遣は派遣、直接雇用は直接雇用で分けて考えることが大切
もちろん、紹介予定派遣であったり、いずれ正社員になることを考えながらの派遣というのもありますが、基本的には派遣は派遣、直接雇用は直接雇用で分けて考える方が良いでしょう。
そして、派遣での勤務に魅力を感じているうちはずっと派遣で構いませんし、直接雇用、例えば正社員に変わりたいと考えた時にはその相談を気軽にできる環境があることがベストですね。
派遣は派遣、直接雇用は直接雇用と説明しましたが、最初から派遣と直接雇用を深く考えていくというよりは、仕事をしていく中で決めていくことが大切と言えます。介護職(ケアスタッフ)も看護師も、実際に働いてみないと分からないことが多いためです。
その上で、自分の今の状況にはどちらが合っているかを考えることができるようになりますので、それから決めていけば良いですね。
派遣会社の多くは派遣と人材紹介(正社員やパートの斡旋)の両方を行っているケースが多いので、迷っている時には相談してみるのも1つの手段と言えるでしょう。