看護師は病院やクリニックで働くもの?
看護師は病院やクリニックなどの医療機関で勤務するもの、というイメージがあるかもしれませんが、近年では介護施設で勤務する看護師も増えています。
ただ、介護施設は医療行為、いわゆる看護業務がほとんどないため、どちらかというと看護師として働くことに疲れた、という方が希望するケースが多い印象かもしれません。
確かにそういったことで介護施設を志望する看護師は多いですが、最近では看護師としての10年先、20年先のキャリアを考えて志望するケースも増えています。
先を見据えた時に介護施設は外せない?
2025年問題とも言われているように、この先10年で介護の需要が爆発的に伸びます。そして病院・クリニックと介護施設、在宅サービスの連携がより一層大切になります。
その中で看護師が担う役割は、連携の中心となる部分です。つまり、病院・クリニックなどの医療機関のこと、介護施設などの介護分野のこと、そして訪問看護や訪問診療などの在宅医療のことを全て把握している看護師が重宝されるのです。
もちろん、全ての経験がある看護師というのはなかなかいないと思いますが、少なくとも医療と介護についての知識はあった方が良いでしょう。
看護師として新卒から10年間位は病院、そしてその後クリニックで勤務し、介護施設や訪問看護などの分野の経験をするというのが、今後の看護師としてのキャリアを考えた時に、時代に合った看護師になるのかもしれませんね。
介護施設で勤務するにおいて
となると、介護施設での勤務を看護師も積極的に考えていくと良いとなりますが、やはり難しいのは介護施設での勤務経験がない看護師にはイメージができないことです。
もちろん、介護施設の漠然としたイメージはあるかもしれませんが、実際に自分が仕事をするイメージがなかなか湧いてこないのです。これが介護施設での勤務を躊躇ってしまう大きな要因になっています。
そういった状況を解消する1つの手段として、派遣の利用があります。派遣であれば、数ヶ月間の契約期間を設けて勤務することができますので、その中で介護施設が自分にとってどうなのか、そして派遣先となっている介護施設で長く勤務できそうかどうかの判断を行うことができます。
その上で介護施設が自分に向いていると感じたのであれば、介護施設でのキャリアをスタートさせれば良いのです。介護施設は向いていると思うが、職場の雰囲気が合わないと感じた時は、契約期間終了後に別の介護施設への派遣を希望すれば良いのです。
派遣という働き方は、契約期間を先に定めているため、その契約期間内でゆっくりと判断することができるというのが大きなメリットです。
そして、看護師の場合派遣先は短期的な雇用で考えていることは少ないため、自分に合っていると感じた時は派遣期間の更新、もしくは直接正社員として雇用してもらうといったことを可能なケースが多いです。
ただ単に一定期間の勤務を派遣で勤務するという発想ではなく、看護師としての新たなキャリアを歩む上で、一歩を踏み出すサポートとなるのが派遣、と考えると派遣の活用方法も広がりがあります。
派遣での働き方についての質問などがありましたら、お気軽にご連絡くださいね。