介護職(ケアスタッフ)は派遣の方が給料が高いよね?
介護職(ケアスタッフ)は派遣で働きたいという方が結構多いです。その多くが時給につられて、という感じだと思います。直接パートで雇用されると時給950円くらいが多く、正社員の月給も夜勤4回を含めて20万あれば良いところです。
これが派遣になると時給1200円程度になってきます。これで正社員並み、例えば1日8時間、月21日勤務で計算すると、月給20万以上になります。これに仮に夜勤4回が加わると、大体23万程度になってきます。
月に3万違いがあれば、たとえ派遣にボーナスがなくても、年収で計算しても一緒くらいになります。もちろん、正社員として勤務したい介護職(ケアスタッフ)は同じくらいの給料であれば正社員で働くと思いますが、パートと派遣では圧倒的に違いますよね。
介護職(ケアスタッフ)は女性が多く、結婚・出産などで勤務時間や日数に条件がつき、パートタイムでの勤務くらいしかできないという方も多いです。そういった方にとっては派遣がとても魅力的にうつるのです。
更に派遣のメリットは給料だけではありません
介護職(ケアスタッフ)の派遣は時給が高い、そればかりがクローズアップされがちですが、それ以外にも多くのメリットがあります。
まずは残業が少ないケースが多いことです。派遣の場合は残業代をしっかりと払わなくてはいけません。これは派遣会社が厳しく管理、請求してくるためです。
派遣会社も残業代を請求した方が利益を得ることができますし、それ以上に派遣スタッフからのクレームに繋がってしまい、監査が入るケースもあるためです。
下手をすると業務改善、最悪停止や派遣事業所の認可取り消しなどもありすので、派遣会社はしっかりと残業などの労務管理を行っているのです。
そして、残業代がしっかりと請求されるということは、派遣先からするとコストが多くかかってしまいます。よって、派遣スタッフには残業をさせない傾向が強いのです。
また、介護職(ケアスタッフ)は入所施設での勤務となると、基本的に夜勤がありますが、夜勤時の割増賃金の兼ね合いで派遣スタッフには夜勤をさせないというところもあります。
つまり、派遣スタッフで勤務すれば夜勤をしなくて良いとなるケースが有るのです。こういったことも派遣のメリットとして認識しておくと良いでしょう。
派遣は人間関係を確かめることにも有効です
正社員として勤務する際に、最も心配な点に人間関係を挙げる介護職(ケアスタッフ)も結構多いです。それだけ人間関係が難しい職場と言えますね。
しかし、人間関係というのは実際に勤務してみないと分かりません。たとえ人間関係が良好な職場と聞いていても、実際に自分に合っている職場かどうかは勤務してみないと分からないのです。
こういった点を解消できるのが派遣です。介護施設等では、決して短期的なスタッフ確保として派遣を利用しているわけではありません。つまり、最初は派遣で勤務し、頃合いを見て正社員に切り替えることもできるのです。
介護施設側も派遣で勤務していることで、仕事の出来具合なども把握していますので、話もスムーズに進むケースが多いです。もともと正社員になることを目指した紹介予定派遣という形もありますが、通常の派遣でも雇用主の切り替えは可能です。
身構えずに様子を見て決めていくのであれば、紹介予定派遣よりも派遣の方が良いかもしれませんね。