仕事には需要と供給のバランスが大切です!
どういった仕事に就くか悩んだ時、どういったことを決め手にするでしょうか?給料が少しでも良いところ?仕事内容が自分に向いていると感じたところ?採用試験が簡単なところ?などいろいろとあると思います。
もちろん、給料も大切ですし仕事内容が自分に向いていると感じることも大切ですが、仕事は何十年も行っていく可能性が高いものです。今だけでなく、5年後、10年後を考えて仕事を選択することも大切です。
そして、その判断基準となるのが、需要と供給のバランスですね。これがどうなっているかで、その仕事の将来がどうなのかが見えてきます。
現状で言うと、介護職(ケアスタッフ)の需要はどんどん高まり、5年後にはピークに達するのではないかと思います。2025年問題というのがありますが、大体需要のピークは数年前にやってきます。
そして、2025年問題の直面した時には、少しずつ需要が少なくなり、供給過多な状態になっていく可能性があるのです。
じゃあ10年先は介護職(ケアスタッフ)の仕事はなくなるの?
仕事自体は今後なくなるということはないでしょう。ただ、数年後のピークを過ぎると、段々と介護職(ケアスタッフ)として仕事をするにおいて、採用試験などが難しくなっていく可能性が高いです。つまり簡単に採用されなくなるということです。
実はその傾向はもうすでに出ています。介護施設を運営している法人の中には、介護職(ケアスタッフ)の定着率と質の向上を掲げ、採用試験を厳しくしているところも増えてきているのです。
例えば、転職回数が多いと不採用になったり、介護に対する自分自身の考えを表現できないと正社員になれない、といった話が出てきています。
こういった内容は一般企業であればごく当たり前のことかもしれませんが、介護職(ケアスタッフ)の間では珍しいことです。条件面が合いさえすれば採用されるというのが、どちらかと言うと多かったですから。
つまり、これから介護職(ケアスタッフ)を目指す方は、キャリアをしっかりと構築していくことを考えないと、介護職(ケアスタッフ)として働くことが出来なくなる可能性もあるのです。
介護職(ケアスタッフ)としてキャリアを構築するために・・・
もちろん、自分自身でどういった介護を実践していきたいか、専門的に学んでいきたいのはどの業種の介護施設か、などを考えていく必要はあります。
しかし、自分1人ではなかなかはっきりと見えてこないこともあるでしょう。介護業界もどんどん変化していますので、その中で自分自身のキャリアに迷いが生じている介護職(ケアスタッフ)も多いのです。
そういった中で、派遣を利用するというのも1つの手段としてあります。派遣であれば様々な業種を転職することなく働いてみることができますし、担当コーディネーターにいろいろと相談することができます。
自分1人で考えてもなかなか答えが出なかったのが、第三者に話を聞いてもらうと自分がしたいことをはっきりさせることができた、という方も当然います。
キャリアに迷うことは全く恥ずかしいことではありません。まずは気軽に相談して見ると、何か違う角度から見える景色があるかもしれませんよ。